対応できる症状や問題
家族・相手との問題
夫婦問題、家族の問題、子育ての問題
家族は社会における一番小さな集団です。その為、心身ともに距離の近い関係です。だからこそお互いに理解し助け合っていきたいものです。
しかし、一度こじれたり、問題が生じると他の人間関係と違って、簡単に距離をとり離れることも難しい関係です。心身ともに近い関係だからこそ、お互いに理解していると決め付け、相手の気持ちに気付けなくなっていることもあります。
近しいからこそ期待も大きくなり、期待が破れると失望も大きくなったりします。コミュニケーションがパターン化し、変化が起こせなくなっている場合もあります。関係性に息苦しさを感じることもあります。
第三者が入ることで、家族の纏綿とした関係が揺らぎ、変化をもたらすものです。長期間雨戸を閉めたままでうす暗く風通しが悪く息苦しくなった部屋の窓を開けると、明るくなり、新鮮な空気が入り、呼吸がしやすくなるイメージでしょうか。
家族の関わりに悩み頭を痛めている人、あなたが変化をもたらすキィパーソンです。
どうか一人で悩まず、相談にお越しください。来室されたところから変化は生じてきます。
引きこもり・不登校
引きこもりや不登校は個人や家族の問題だけでなく、社会的な問題も多く影響を及ぼしています。
多様化する価値や生き方の中で、本人も家族も迷い悩んでいます。その中で、一時的に立ち止まり、全てのことから離れ、自分の内側に向かう為に引きこもる方もいらしゃいます。
また、家族の問題で外に向かうエネルギーが持てない方、発達障害が潜在的にあり集団生活に困難さを抱えている方、いじめの問題がある方、思春期の悩みのある方、うつなど気分障害の問題のある方など、原因やきっかけは様々です。
そのため、本人との関わり方や援助の方法も違ってきます。
不登校の多くは家族療法が有効ですが、本人が来られない場合、家族相談でもかなり援助ができます。
家族の中にある決まりごとやパターン、かかわり方のルールを見ていきます。
私たちは犯人探しはしません。解決の糸口を一緒に探します。
DV(夫婦、親子間の暴力)
夫婦や恋人や家族という親密な関係の仲で生じます。暴言や暴力によって一方をコントロールし支配します。
暴力を受けている側は支配下に無力感を持ち、この問題を解決していく意志を奪われます。
また、暴力を振るう側は 社会生活では自己の欲求を抑圧し、自己主張しないタイプが多くおられます。
特に暴力を振るいやすい人には自分の感情表現が苦手なタイプが多く見られます。暴力の関係も、暴言・暴力の後、異常に反省し相手のご機嫌をとり、関係性が一時的に親密さを取り戻しますが、再度、緊張状態に入り、また暴言・暴力へと移行するサイクルがあります。
カップルカウンセリングや成育歴からくる影響を探る精神分析的アプローチが有効です。また、怒りのコントロールを学ぶことも大切です。