対応できる症状や問題
自分の問題
解離性障害(多重人格)
解離の現象はタイプや度合いがあります。深刻なケースになると一人の人に複数の人格が存在します。これを解離性同一障害と言います。解離性の病理は基本的には幼少時に形作られていると言われています。
心理的な解離と生物的な(器質的な)解離(C.Ross)
・健常な生物的解離(夜間にトイレに行ったことを忘れる)
・健常的な心理的な解離(退屈な授業の間に見る白昼夢)
・病的な生物的解離(脳震盪の後の健忘)
・病的な心理的な解離(深刻な外傷体験に関する健忘)
解離性の問題の中には、健忘(記憶障害)や多重の人格達による社会生活や精神生活が支障をきたします。また、人によってはリストカットの問題が生じる場合があります。
回復には、「異なった人格がまとまり統合されること」バラバラであった人格の間で連絡がとれ情報が共有され、独立した人格である必要性が無くなっていくことが目標です。しかし、まず第一には、システムの安定化を優先し、現在のその方の心身のストレスを軽減し負担を減らした上での関わりが大切です。