対応できる症状や問題
自分の問題
リストカット
ある方がこう言っていました。「死なない為に切るんです。」
頭が破裂しそうでたまらなく、また、心が壊れそうで、どうしょうもなく、そこから逃げ出す為に切るのです。(摂食障害、過食嘔吐にも同様の方がおられます。)
ある方は「切っている間は記憶が曖昧だ。」と言います。
また、「こんなに苦しいの誰か気付いて」という思いで切る方もいます。
どの方も苦しさでいっぱいだけど、その対処の仕方が切ることになってしまっています。切る感覚も徐々に習慣化し、自分でも止められなくなってしまう人もいます。
リストカットをする本人も、それを見ている方も大変辛い状態です。切っている瞬間はそんなことを考える余裕もないほど追い詰められているようですが傷によっては死にいたる場合や、神経の損傷で手が動かなくなる場合もあります。
刃物で身体を傷つけ、出血する様子を見ている家族の方の気持をまず落ち着ける為の援助も必要です。
リストカットをする本人、ご家族が自分のことを語るうちに気付いていないことが見えてきます。特に本人は、リストカットをする自分の破裂しそうな何かを言葉として吐露していく必要があります。
来室され、自分の気持ちを見つめることで新たなる道が見えてきます。