私たちの考え方

 KC心理家族相談室の考え方

 

 

心と関係性の相談室「RE」は、以前はアルコール専門外来を持つクリニックの医療法人が開設した相談室でした。

その為、アディクション(依存症・嗜癖)の問題の相談を受けることが多くありました。

 

アディクションの問題を抱えたご本人およびその家族の悩みと関わる中、目に見える症状や問題だけに注目するのではなく、上記の木のような様々な要因が折り重なって問題を生じさせていたことがわかってきました。

本人および家族の生きづらい状況にどう応えていくのが大切かを考えて行く中で目に見える症状や問題だけに応えるのでなく、その背景にある関係性や深層にある心の問題に関わることの大切さに気づきました。

 

例えば、アルコールの問題に対しては、その問題の成り立ちは個人個人によってそれぞれ違います。

 

「酒を飲まずに付き合いや接待は出来ない」と言う社会文化的影響を強く受けた人、緊張しやすい傾向がリラックスしやすいと言う人、ストレスの多さから一時的に解放されるからと言う人、退職して自分の居場所や生き甲斐をなくし気付けば飲み続けてしまった人、仕事でやむなく飲み続け止まらないお酒に変わった人、飲むと日頃の抑圧が緩み攻撃になり問題を起してしまう人、最初から飲むと記憶を失くすまで飲んでしまう人、どこかで自分を傷つけるように飲まれている人等など様々な飲み方を続けてきた結果、アルコール依存症になります。 

 

依存状態になると、酒によって仕事のミスをしがちになる。深酒で次の日に働けなくなる。会社や人の信用を失い仕事を失い、そして経済的な問題に移行します。最終的に酒と言う薬物の影響による身体性の依存問題が大きくクローズアップしてきます。

 

また、酔って暴言や暴力によって家族を傷つけます。家族関係にも大きな影響を及ぼします。家族を失う人もいます。その家族の子供達が精神的な問題を抱えることもあります。

 

アルコール依存症の人の治療は、医療で行いますが、その影響を受けた家族、特にAC(アダルトチルドレン)と呼ばれる方の問題解決も多くお手伝いしてきました。

 

ACの人たちの人生の中には、暴言・暴力による『トラウマ』があり、『機能不全家族』と言う家族が健康に機能しないシステムが見え、『共依存』と言う問題のある対人関係に気付き、『イネーブリング』と言う問題を継続させてしまう関係がある事を知りました。

 

この問題は、アルコール家族だけでなく、問題のある家族や悩んでいる人の中にも見えてきます。

問題解決や回復の為には、今迄の生い立ちが現在の生きづらさにどんな影響を与えてきたかを理解することや抑圧された想いを語り、傷ついた心を癒していく作業が必要です。また、家族関係の見直しや調整が必要になってきます。

 

その為に、私達は本人や家族の語りを傷みの器として聴き、問題への理解を手伝い、一緒に解決を探っていきます。必要に応じて家族間の調節もしていきます。

 

私たちは、たくさんのケースを見てきた専門家です。「生きづらい」と感じたらどうぞお越しください。

今まで死なずに生きてこられたあなたの力を使って一緒に問題解決に向かっていきましょう。